「大家さん」という仕事を意識したとき
「大家さん」という仕事があると知ったのは大学2年か3年生のとき。
同じ大学の知り合いと話していて、お父さんの仕事が何かという話になりまして、
「大家さんやってるんだよね」と聞いたときに、初めて世の中には「大家さん」という仕事があるんだな、と思いました。
大学生ってまだ仕事に具体的なイメージがないし、世間的に有名で自分も名前を知っている会社に就職するというのが当たり前みたいに感じていたのです。
だからお父さんが大家さんやってるって聞いて、「へえ、そんな仕事があるんだ」と純粋に思いました。
部屋を管理して、貸して、それでお金を稼いでいる。
うみさちは、「いいな、なんか自由そうな仕事だな」と思った記憶があります。
そうはいっても、ふつーに会社員として働いたり、会社を辞めて専門職の学校に入学して手に職付けたり、うみさちは別の道を進んでいたのでしたが、もう一度その仕事を意識したときがありました。
世界一周中に会った人が、帰国後は北海道の方で不動産買って、それで稼いでいきたいんだよね、みたいな話をしていたとき。
大学生のときに始めて大家の仕事を意識するきっかけはありつつも、その後特にそちらに進むことはなかったですが、この話を聞いたときに大学生のときの知り合いの話を思い出したのでした。
それでもまだピンとはこなくて、うみさちは仕事に関して割と世間に沿った思考回路をしていたので(世界一周とかするわりに)、ふーんとしか思わず。
でもなんとなく、うみさちの頭の中に「大家さん」という仕事は印象が残っていました。
それから数年、うみさちは「大家さんになろう」と決意したのでした。
なぜ大家さんになろうと思ったか?は、また別で書くことにします。